西尾市の矢曽根町の寺院墓地にて先祖代々之墓を墓じまいさせていただきました。
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
本日は西尾市の矢曽根町の寺院墓地にて古いお墓の墓じまいをしてお骨をもう一つあるお墓に
まとめたいという依頼をいただきました。その撤去作業をさせていただきましたのでご紹介いたします。
クレーンが届かず、すべて人力で作業いたしました。
ひたすらトンボに石材を積んではトラックまで運搬するを繰り返していきます。
before
after
かなり昔に建てられた墓石でしたが傾きもズレもなくきれいな状態でした。
また間知石にはそれほど多くセメントを使用していないにも関わらず素晴らしい状態で積まれておりました。
昔の職人さんは現場で石を加工してその場で間知石を製作して積んでいきます。
なので掘り起こすと土の中から多くのコッパ(石の端材)が出てきます。
コッパとセメントを分別しながら空き袋に詰めて除去していきます。
3t車に積めるだけ積んで1日目は終わりです。ロープを使って落下しないように固定します。
2日目残りの石材を撤去していきます。冬場のお墓じまいには冬眠した虫、トカゲや蛇が土の中や隙間から顔を出します。
住処を壊してしまって大変かわいそうですが、茂みにそっと移動させてあげました。
こんな風に丸まって土に入っています。固く粘土質な土なのにすごいですよね。
ヒューム管の中にお骨がしっかりと入っております。取り残しが無いようにしっかりと回収しお施主様にお渡しします。
コッパ、コンクリートガラ木の根っこ等しっかり除去し持参した山砂を敷き詰めて作業完了となります。
今回のお仕事をさせていただき昔の職人さんはすごいなぁと改めて実感いたしました。
現地にて石を加工し石積みしていく職人さんは現代数少ないというかいないと思います。
できるけど時間と手間がかかりすぎるため工場である程度加工し、現場にて微調整していくことが大半です。
自分ならまだできないと思ったので私ももっと技術を習得しなければいけません。
最後までお読みいただきありがとうございます。以上近藤でした。