岡崎市の大樹寺にて巻石(豊田産荒目石)付き洋墓(664)を建てさせていただきました。

こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。

今回は岡崎市の大樹寺にて巻石有で洋墓の墓石を建立してきたので、ご紹介致します。

ご紹介で当社を進めていただきお施主様とご縁を頂きました。

お施主様と一緒に大樹寺現地にて区画サイズの確認、現場の状況等確認させていただきました。

それから当社に足を運んで頂き、墓石デザインや石の種類、
色が何がいいかしっかり聞き込みし打ち合わせさせていただきました。

そして中国石材の『664』で洋墓を製作し、また豊田産荒目石で巻石を製作し施工するという事になりました。

 before

 after

 

洋墓に関しては中国で製作してもらい、巻石は当社で加工致しました。

 

入り口の加工です。U部分はオフカット機でカット後、薄刃、厚刃で整えていきます。
砥石グラインダーで滑らかにして綺麗にアウトラインを完成させます。

 

Uの曲線型に合わせて、板石のR加工をします。下記のように目地が等間隔で綺麗に嵌れば大丈夫です。

 

洋墓本体は中国から搬入後、字彫加工し建立作業へ移ります。
まずは巻石の基礎です。巻石の下をしっかり掘り下げてタコで固めた後セメントを打設します。

 

入り口部分の据付が出来ました。糸を張って石の通りを見てズレがないか確認します。

 

横石、後石の巻石も据える事が出来ました。コーナー金具を装着してズレ防止対策を施します。
区画整備されたコンクリート枠が歪んでいることがあるので設計時必ず確認しておきます。

 

巻石が出来たら、骨ガメを墓石の中心になるように据えてから、芝台を設置していきます。
後石、横石2つ、前石の順で据えていき、角にはコーナー金具を装着しておきます。

 

拝石、塔婆立の土台を設置し区画内はすべてセメントで養生します。雑草が生えないようにする為です。

 

数日セメントが硬化するまで待ちます。これから本体の設置をしていきます。
四ツ石、中台、棹石、小物の順で据えつければ完成となります。

 

目地は石材用コーキングです。墓石が熱くなっているので硬化が早く、素早く作業しなければいけません。

荒目石の水磨き仕上げが綺麗な白で、荒目の黒雲母がアクセントとなっていてとても綺麗に見えます。

また巻石と洋墓の石の目の粗さが丁度マッチしていてバランスの良い美しい墓石が出来ました。

お盆までに建てなければいかなかった墓石ですが納期内に建立することが出来て良かったです。

 

工場でやらなければいけない仕事も多いですし、次回は滋賀県の神社に玉垣の設置にも伺います。

約1週間ほどかかる工事です。暑いですが有難いことなので頑張ります。

最後までお読みいただきありがとうございます。以上近藤でした。