豊田市の古瀬間墓地にて洋墓と外柵付き(中国石材G654長泰)で製作したお墓を建立して参りました
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
今回は、豊田市の古瀬間墓地にて外柵付き洋墓のお墓を建立してきたのでご紹介致します。
お施主様から昨年11月から相談を頂き、やっと形になって完成致しました。
before
after
建立作業前に門柱の表札嵌めこみ加工を当社で実施します。
浮彫彫刻した表札サイズに合わせ、掘り下げる部分にマスキングし一段下げる加工をします。
表札を嵌めてみて上下左右に5厘満たないくらいの隙間が均等に出来れば大丈夫です。
綺麗に嵌るのを確認したら、石材用ボンドで接着しマスキングを使用して目地もすれば門柱が出来ました。
石材の準備がすべて整ってから建立作業を実施します。
事前に建立設計図、申請書を提出しOKであれば稼働日の10日後から作業開始です。
外柵周りの土を掘り、タコでしっかり地面を締めます。
また区画枠のコンクリートブロックを据え直ししました。階段仕様をなくし通常の形にしております。
砕石を撒いて更にタコで締めておきます。
セメントを砕石の上に満遍なく敷き詰め、巻石を据えていきます。
ズレ防止対策として各コーナーにはコーナー金具を装着してずれない様にしておきます。
外柵を先に据えてしまうと、本体設置時に邪魔になってしまうので本体を先に施工していきます。
何も考えずに進めていくと後々大変になってきてしまうので、効率を考え作業していきます。
本体の舞台の土台、舞台壁にもコーナー金具を装着します。
お骨を裸で入れるのか、お骨ごと入れるのかまだ未定の為どちらでも対応できるように納骨スペースを確保してます。
舞台の天板の重量が300キロを超える重量で、据えるのに大変でした。
天板の重心に穴が開いており、そこにワイヤーロープを通しチェーンブロックを使用し徐々に移動させます。
据えるときに舞台壁をずらさないように注意して左右前後の位置を確認しながらゆっくり据えました。
舞台が出来ました!門柱も据えました。次は雑草が生えないように全体にセメントを敷き詰めます。
本体は四ツ石、中台、棹石の順で据えていきます。丸みがある洋墓で柔らかいイメージのお墓です。
下げ振りで棹石が垂直に据えれているか確認します。
全面にセメントを敷き詰め、拝石、墓誌の土台も据えました。
残りは外柵と柱、墓誌本体、砂利を敷けば完成となります。やっと完成が見えてきました。
外柵を一所懸命据えコーキングでしっかり固定しました。これだけ面積が広いと養生するのも大変です。
綺麗に完成しました。
半年以上お待たせしてしまいましたが、やっとご依頼いただいたお墓が完成致しました。
気温が高くコーキングが石材の高熱によりすぐ硬化が進行してしまい
目地作業が上手くいかないこともありましたが丁寧に施工させていただきました。
やっと形になり当社も嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。以上近藤でした。