蒲郡市の形原町墓地にて和型8寸角墓石の巻石、墓誌付きのお墓じまいをさせていただきました
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
本日は蒲郡市の形原町墓地にてお墓じまいのお仕事をさせていただいたのでご紹介致します。
お施主様は当社ホームページよりお問い合わせいただき、ご縁を頂きました。
お墓じまいの作業工程を簡単にまとめていくのでよかったら見てみて下さい。
before
after
現場周辺は山の斜面を階段型に造成した墓地で、今回ご依頼いただいた場所は高所にありました。
足場が悪く運搬にはトンボは使用できず、一輪車で何十往復もして撤去作業を進めました。
墓石の小物と、墓誌、塔婆立を素早く撤去しました。残土が約800㎏出る予定だったので
撤去と並行して土も空き袋に詰めてトラックまで運搬していきます。
一輪車でもギリギリの斜面を下って撤去するので、大きい石材のままだと大変危険です。
空いているスペースが汚れないよう養生をして、石割作業で軽量化させながら運搬していきました。
下記の中台と呼ばれる納骨する出入口がある石材は、約270kgもあります。
当然このままだと運搬できないため、6分割に割ってからトラックまで運びます。
基本的にお骨は土に還るようにという事で裸で骨ガメの中に納骨されます。
お骨は風化して無くなる事はないので、しっかり残っています。お施主様に渡す為丁寧に残さず回収します。
骨ガメも撤去し残るは、巻石の大きな枠石です。コーナーは針金で固定してあり、
濃いセメントでしっかり固まっていたので、ハンマーハツリでセメントを砕いていきながら剥離させていきます。
前石が撤去出来ました。巻石もゲンノウという大きめの金槌で叩いて割ってから、運搬します。
石材がすべて撤去出来ました。基礎のセメントも空き袋に詰めてしっかり除去します。
もともとの土も良い土でしたが、持参した山砂を敷いて綺麗な更地にして作業完了です。
持って帰ってきた墓石は、工場で彫刻部分が見えないように切削、石割り作業をしてから廃棄します。
また回収したお骨は、天日干しして土を除去して綺麗にしてからお施主様にお渡しします。
本日も怪我無く、安全に作業することが出来ました。
最後までお読みいただきありがとうございます。以上近藤でした。