イタリヤ産大理石『ビアンコカラーラ』、台湾 花蓮産大理石で鍋敷きを作ってみました
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
本日現場がなく工場に居たので、在庫品で眠っていた大理石を使用して鍋敷き、台座を製作したので紹介します。
以前に私の友人からアクセサリーのディスプレイ石板を製作して欲しいという事で製作した物と同様です。
今回は細かく写真を撮っております。
昔住宅メーカーからビアンコカラーラで玄関先を施工するといったお仕事を
受注した際、多めに仕入れた大理石を使用します。
昔の大理石なので磨きの艶が冷めてしまっているので、磨き直しして表面を綺麗にします。
円のスミを引き、大まかに薄刃で切っていきます。
切り終えました
角がある鉄塊と小さめのセットウを使用して、大理石の縁をハツって行きます。
鉄の角に大理石をしっかりくっつけて、セットウで縁を叩いていきます。
力が分散してしまうと 簡単に大理石が割れてしまうため、コツが必要です。
側面割れ肌加工ができました。
表面、裏面ともにサンダーで面取りして角が無いように柔らかくします。
次に台湾花蓮産 大理石の加工です。
亡くなった私の祖父、近藤石材店5代目が灯籠用に仕入れた半製品をリメイクします。
もったいないので、他に使用できないか模索中でもあります。
頭のとんがり部分を除去し、平らにします。その後研磨機にかけ天面に艶を出します。
側面はポリッシャーで磨き直し、艶出しします。
小さい石を加工するのは意外と手間と時間がかかります。
円盤形の綺麗なプレートができました。鍋敷きもしくは、小物置きに丁度いいかなと思います。
完成写真です。大理石の特徴的な模様と、綺麗な白色が高級感を出してくれます。
また、台湾花蓮産の大理石もグレーが綺麗な石です。
世間的に物価上昇が食品、生活必需品すべての物に発生してきております。
石製品も同じように中国石材高騰が続いております。
都度都度見積もりし時価で対応させていただいておりますが、工夫して少しでも金額が下げれるよう企業努力をします。
今回もあるものを使って新しい物を作ることで、少しでも安価に提供できます。
現在大理石を仕入れると昔と比べ、2倍以上値上がりしている状況です。
また何か製作したい思います。また紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございます。
以上近藤でした。