三ヶ根山から採石される片麻岩でテストピース(試験用石材)の製作をしております

こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。

今回は愛知県港湾石材より依頼していただいたテストピース製作をしているのでご紹介させていただきます。

主に片麻岩や幡豆石は海や河川に使用される工事用石材で圧縮強度等規定の強度が無いと施工できない決まりがあります。

なので採石した石の強度試験するためにテストピースが必要となります。

 

当社の大将が製作したテストピースはしっかりと適性強度が出る為、当社に製作依頼していただけます。

 

支給された原石をカットします。圧縮時石の目が重要となるので確認しながらカットします。

 

規格サイズになるように均等にカットします。

 

傷が多い石材なので石目、傷を確認しながら、テストピースが取れる部分にスミを引きます。

 

石目に問題が無いようにカットします。取り都合が悪くても仕方ありません。

 

石材を最後まで切ってしまうとバリがはぜる(角欠け)発生し綺麗な直角にならないので途中で止めておきます。

 

裏面から薄刃を入れてカットし、下記の写真のように切り出します。

 

バリを薄刃で削ります。

 

綺麗な直角になるように手加工します。薄刃で削っている写真です。

 

薄刃で削る際も角欠けが発生しやすいので注意します。大将の熟練の技で綺麗に仕上がっていきます。

 

サンダーで仕上げることで、段差が無くなり綺麗な直角になります。

 

仕上がりました。面を取ると比重計算に支障が出る為取りません。

愛知県港湾石材さんからは当社の早い対応と製品仕上がりの良さ、品質の良さを評価していただき

リピートしていただいております。

 

信頼から仕事を頂けることは大変嬉しいですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

以上近藤でした。