大府市の神社に納品する岡崎産宇寿石の神前灯籠を【柱】製作しました。
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
最近は天気が不安定で亜熱帯地域のようなスコール(土砂降り雨)があり現場仕事の予定がよく変更になります。
ですが天気に負けず頑張っていきましょう!
そんな現場がない時に自社で製作を着々と進行いしております神前灯籠の紹介をさせていただきます。
大府市の神社にて敷地内全体の改修工事を実施するという事で鳥居の設置と神前灯籠の注文を頂いております。
今回その神前灯籠の製作段階で【柱】をご紹介させていただきます。
原石の岡崎産宇寿石を規定サイズにカットする作業です。
神前灯籠の柱に関して、オフカット機を上手く使用しカットすることで、柱製作が効率よく進行できます。
上下ともに正方形になるようにカットします。
上下それどれ設定サイズになるように、また歪まないようにしっかりチェックします。
上下正方形にカット後、柱のくびれに向かって同じ深さで斜めに切れ込みを入れます。
斜めに切れ込みを入れた写真です。これからくびれ製作段階に移ります。
くびれに向かって横からオフカット機で切れ込みを入れていきます。
Uの字型なので深さを調整して切り込みすぎないように注意します。
大体の形状が完成しました。ここから曲線と角を綺麗に出していきます。
電動工具薄刃で縦に切れ込みを入れて、効率よく削れるようにあらかじめいらない部分は刃ビシャンで除去します。
その後、厚刃で削っていきます。 角の曲線は治具を使用し必ず統一します。
四面くびれ完成しました。 神前灯籠は角がとても重要なので綺麗に見えるように丁寧に作業します。
柱の上部の曲線作業に入ります。角曲線の型を使用し石にスミを引きます。
四面曲線完成しました。角と角を繋ぎ、一直線になるように、凸凹にならないように手作業で進行します。
柱の下部も同様に作業します。
神前灯籠の転倒防止対策で、灯籠中心にピンを刺し込むので穴を開けます。
ここから最終仕上げです。厚刃でアウトラインを完成後、サンダーをかけて艶を出していきます。
荒目の砥石、小目の砥石を使用し表面を滑らかにしていきます。とても重要な作業です。
すべて完成しました!
対の灯籠なので同じ柱をもう一つ製作します。
灯籠のパーツ一つ一つがとても時間が掛かり大変ですが
すべて完成し、組み立てた時の喜びと達成感は素晴らしいです。
早く新しい神社に設置したいですね。
その時はまたご紹介させていただきます。
以上近藤でした。