岡崎市の雨山町にてお墓じまいを致しました。約36基ある墓石の撤去で山の中からスロープを使って降ろしていきます
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
本日は岡崎市の雨山町にて36基ある墓石のお墓じまいをさせていただいたのでご紹介致します。
当社HPよりご相談を頂き、現場視察しに伺いました。
現在は少なくなりましたが、山間部の所有地にお墓を建てることが昔は多くありました。
今回はその山間部に残っている多くの墓石と石積みはすべて撤去する内容でご縁を頂きました。
before
after
精抜きは刈谷市の西福寺さんの住職にご依頼させていただきました。
曹洞宗での精抜きの指定があり今回お世話になっております西福寺さんが丁寧にお経をあげてくださいました。
作業に関して、山間部で足場が悪く昇り降りが大変な場所でした。
今回単管を繋げて滑り台を作成し石材を下まで降ろしていく作業をひたすら繰り返していきました。
急な坂、階段もありキャタピラーは効率が悪いという事で使用しない方法で考えました。
以前に似たような現場があり、前回も滑り台を作成して作業をしたので今回もそのようにしようとなりました。
上部は7メートルあり、下部は10メートルの滑り台です。最初は手こずりましたが慣れてきてスムーズに
作業を進めることが出来ました。重たい石は玄翁で割って台車に入れて降ろす作業をしていきます。
ロープをもってゆっくり降ろしていきますが、傾斜がきついのでロープを持つ手が摩擦で激痛が走ります。
ゴム手袋だと簡単に穴が開いてしまったので、皮の手袋を両手に装備してから安定してゆっくり降ろせました。
大量にあった石材も頑張って3人で作業を進めていくと希望が見えてきます。
石材を先に撤去していき、残りはコンクリートブロックのみとなりました。
鉄筋が入っており簡単には解体が出来ませんでした。近くにあった杉の木を利用してチェーンブロックを設置して
横から引き倒そうと試みました。社長の経験と判断は素晴らしく倒すことに成功し解体することが出来ました。
コンクリートブロック、コンクリガラも撤去して綺麗なりました。
見積もりの想定以上に石材が出てきて、大変難航しましたが無事お墓じまいを完了することが出来ました。
工場に持って帰り石材の産廃出来るように分別します。
今回の現場では原石、加工石材、無筋コンクリガラの3種類に分別しました。
コンクリートブロック内にあった鉄筋は工場で割って取り出します。
鉄は買い取り業者がいるので工場に溜めておきます(笑)
とても大変な現場で身体が悲鳴を上げておりましたが作業が終わりホッとしております。
最後までお読みいただきありがとうございます。以上近藤でした。