西尾市の貝吹墓地にて『G663』で製作した洋墓を建立させていただきました
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
本日は西尾市の貝吹墓地にて巻石有、洋墓の建立させていただきましたのでご紹介致します。
今回のお施主様はよく当社がお墓の仕事をさせていただく墓地でたまたまお会いした方で
お墓の事で何かあれば宜しくお願い致します。とお話させていただいておりました。
その方が今回、お墓を建立したいと相談しに来社して下さりご縁を頂きました。
after
before
巻石の設置の為、周りの土を掘り出します。今回巻石のサイズが通常4寸5寸サイズではなく
奥行き3寸、厚さ2.5寸の細目の巻石となっております。お施主様がお墓を全体的に低く設計して欲しい
という事だったので巻石は細く、小さめで設計し製作し、設置致しました。
ソフトハンマーで強く叩けない為、水平を出してからつつき棒で基礎をしっかり締めながら据えていきます。
またコーナー金具装着用に穴を開けておきましたが、石の強度的に装着すると石が割れるかもしれないという
リスクがあったため、石材用の強力なボンドで接着致しました。
先に区画の仕切りコンクリート枠と巻石の隙間にセメント目地をします。
外側にズレないようにする為です。区画内側に土を入れ締めてから芝台の据え付け作業をしていきます。
骨ガメを墓石の中心に来るように据え、セメントを敷き詰めて芝台の水平を出していきます。
コーナー金具も装着ししっかり固定します。
午前中いっぱいまで作業しここまで出来ました。次回は拝石、セメントで雑草対策用の養生をします。
本体設置がスムーズに出来るように先にセメントを使用する箇所の作業をします。
拝石は若干前垂れにして水捌けがいいように据えます。
拝石を据えたのち、全面にセメントを敷き詰めていきます。
砂利が最後に入るので巻石天面から5分ほど下げて平らになるように丁寧に養生していきます。
数日後セメントが硬化するので、本体を設置していきます。
多少石のガタつきがあったりするので、ゴムパッキン又は鉛で微調整して水平を出して据えていきます。
四ツ石、中台、棹石の順に設置していき、小物が垂直にピッタリ置けれるか確認します。
棹石が垂直に立っているか下げ振りで確認しております。
墓石がすべて設置出来たらマスキングテープを貼りコーキング目地をします。
美しく見える為には重要な最終仕上げとなるので慎重に進めていきます。
完成致しました! 美しい!!!
当社ではこの洋墓のシンプルで可愛らしいピンク色の『G663』で製作した墓石が人気です。
昨年も3基ほど建立しました。
周りの墓石は背を少しでも高くしようと作られていますが、今回のように背が低い墓石でも
見劣りは全くしないと共に、お参りはしやすい、掃除をしやすい、という点からお勧めできそうです。
お墓の背を高くして見栄を張りたいと思う人もいるかもしれませんが、それほど気にしなくてもいいと思います。
故人を思い、将来は自分の家になるものです。好きなデザインで好きな物を建ててください。
当社はその考えを形に出来るように尽力致します。
最後までお読みいただきありがとうございます。以上近藤でした。