岡崎墓園にてインド産の『インドパス』で製作した和型8寸角墓石を建立致しました
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
新年あけて早々に1基お墓を建立させていただきましたのでご紹介致します。
岡崎墓園にて当社で製作したインドパスの墓石をお施主様の予算内で対応させていただきました。
知り合いのご紹介で頂いたお話で予算がかなり厳しいという内容でしたが
新しく作るのではなく展示場に長く展示してあった製品で良いという事だったのでご協力させていただきました。
before
after
発注いただいてから展示場の製品の最終確認して字彫加工を進行します。
打ち合わせをして巻石も早急に手配し、お話をおただいてから約2か月ほどで建立することが出来ました。
巻石は中国産の吉林白という石材を注文し仕入れました。区画の巻石の基礎を作る為
しっかり地面を掘り起こしタコで地盤を固めます。セメントを打設して巻石を据えていきます。
つつき棒で巻石下の基礎セメントをつつき、圧縮して密度を上げる事により頑丈にします。
最後に角コーナーにコーナー金具を装着しズレ防止対策を施します。
巻石の内側に土を戻します。その時セメントを適量混ぜて戻すことにより墓石本体が傾くのを防ぐことが出来ます。
据えるときは、濃いセメントを練って四ツ石を設置していきます。
カネも、水平も確認し問題なく 綺麗に据える事が出来ました。四ツ石にもコーナー金具を装着します。
雑草対策でセメントを全体的に水平に打っていき、拝石も据えて、セメントの硬化を待ちます。
2日後、ある程度基礎のセメントが硬化しているので本体設置作業を実施します。
中台、上台、棹石、コーキング目地、小物を設置して完成となります。
角接地面の角にはゴムシートを貼り付け、緩衝材にします。またコーキングも5か所いれて接着させます。
綺麗に完成致しました
シンプルで王道の一番形の良い仕上がりになりました。
自社で作った製品はやはり形がいいなあと思います。
外材にはなりますが、作ったのは正真正銘近藤石材店なので思い入れがありますね。
昔は外材も原石から仕入れて墓石を製作していた時期があったといいます。
最近では中国から仕上がった製品を仕入れる事が主流となっております。
その昔の名残で当社にはまだ外材の原石が残っているので、
また時間があるときに墓石等製作していきたいと思っております。
基本的に自社で工場を持っていないファブレス企業に関してはほぼ仕入れの中国生産品だと思います。
中国製品も品質がよくなってきているので、国内で製作した国産品の使用率が激減している悲しい現状です。
価格が一番の原因だと思いますが、このまま衰退して国内生産が無くなるのも嫌なので
当社は作り続けるという事を忘れないように仕事をしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。以上近藤でした。