岡崎市弘正寺から岡崎墓園に移転工事をしました。クリーニング、修理、彫刻直しも施しました

こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。

本日は前回ブログで紹介した移転工事の続きで、再建作業を実施したのでご紹介致します。

弘正寺から撤去した洋墓一式を岡崎墓園にて再建するといった内容です。

1日目・基礎打設巻石施工 2日目芝台・供物台、墓誌土台、拝石設置 3日目・本体、目地、墓誌設置

3日間かけて再建完了致しました。その間工場でも修繕加工、クリーニング作業もしております。

before

 

after

 

撤去した墓石は石材専用洗剤でブラシで擦って汚れを浮かせ高圧洗浄で綺麗にします。

 

撤去前から割れていた四ツ石の前石部分はオフカット機でカットし割れを無くしました。

 

巻石の土台となる基礎を打設します。穴を掘りタコで地盤をしっかり締めます。
玉砂利と一緒に締めるとより強度が増します。セメントを敷き巻石の設置に取り掛かります。

 

クレーンが届かないためトンボで区画まで運搬し2人がかりで持ち上げ慎重に設置します。

 

高さ、水平、対角線を計測し同じ長さになっているか、正確に据えていきます。

 

2日目、芝台、骨ガメ、供物台、墓誌の土台、拝石の設置です。

 

土台となる部分を先に設置し、数日間放置させ硬化させます。
しっかり固まることで、次に実施する作業がしやすくなります。

 

3日目、四ツ石、中台、棹石、墓誌設置作業です。

 

雑草が生えて欲しくないという事で、全面セメントを打ちます。

 

花立は名字が彫刻されていた部分を研磨で無くし、蓮の花の彫刻にしました。
水鉢の家紋を研磨して無くし、本磨き仕上げにする、といった加工を自社で致しました。
せっかく新しい場所に移転するという事で、拝石、四ツ石の割れの補修等サービスさせていただきました。

 

錆が出てしまっていましたが、ほぼ新品のように綺麗になりましました。

お墓移転について、墓石を傷つけない様に撤去することが大変です。

耐震対策と言って必要以上に特殊加工しているような墓石の移転の場合、移転することが出来ないこともあります。

 

墓石本体の中心に1本のステンレス棒を刺し込みボンドで硬化させるといった加工もありますが、

その場合、撤去が出来ません。墓石を壊さないといけなくなったりします。

他社が施工した墓石の場合、撤去工事するときに墓石内部の状態が判明するので、

急遽移転不可という事になるかもしれません。

そういう事もあるんだとご了承していただけると幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。以上近藤でした。