岡崎産中目石で外に置く『石の流し台』ガーデンシンクを製作、錆が出た古い石を気に入っていただきました
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
刈谷市からわざわざ石の流し台を探しに訪問して下さったお施主様にご縁を頂きましたので、ご紹介致します。
石の公園団地内で外に設置出来る石の流し台を探していたそうで、見つけられず当社に来てくださいました。
現在製作している人も、展示している石屋も少ないというお話からさせていただきました。
また過去に当社も実績があったので、説明させていただきご縁を頂く形となりました。
before
after
四角っぽくて古い感じの石材が良いという事で、
たまたま当社で保管してあった昔の石臼をリメイクすることとなりました。
臼は自然石の割れ肌で製作されていたので、底面の凸凹を回し切りオフカットでカットしました。
底面が平らになったら、切り口が鋭い為面を取っておきます。
また天面の加工前に掘り下げる部分のスミを引き、線内に切り込みを入れていきます。
切削機で慎重に切り込んでいきます。刃が線から飛び出してしまうと製品として成り立たないので注意します。
縦横に切り込みを入れていきます。切削機の丸形の刃が入る深さまでしっかり切り込んで深さを統一させます。
平ノミで要らない部分を落としていきます。
厚刃で凸凹を無くすように削っていきます。軽量化を図る為、更に薄刃で切り込みを入れて深くしていきます。
砥石サンダーでアウトラインを整えれば形が出来ました。
風呂栓をホームセンターで購入し丁度良いサイズで排水部分の穴を開けます。
穴を中心に開けることが出来ました。
風呂栓のくびれが嵌るように、1段下げるように加工します。
軸付き砥石で削っていき下記のように凹みました。
流し台の中面は水磨き仕上げです。ポリッシャーで磨いていき、滑らかにします。
風呂栓は石材用ボンドで隙間なく接着させます。
排水管に嵌めれるようにステンレスの筒も装着させます。
コーキングで隙間に目地をして水漏れ対策をします。
流し台の土台脚にする為、お施主様宅に保管してあった延石持ち込んでいただきカットしました。
お施主様の方で土台は設置して下さるそうです。
また石材カットをお施主様が見学したいという事で見てもらいました。
石の加工を普段見ることはないと思います。大変感動されていました。
数日後お施主様宅に配達に伺うと土台が立派に出来ておりました。
水平もしっかりでて問題なく綺麗に仕上がっており素晴らしかったです。
設置作業を手伝って頂き作業完了です。セメントを本体、土台柱の設置面に塗布しズレ防止しておきました。
無事作業完了しお施主様は大変喜んで頂けました。
石の流し台がお庭に入ってより良い雰囲気になりました。
またお施主様と共同作業で良いものが出来たので、こちらも大変嬉しく思います。
作業後差し入れで美味しいミカンも頂き、食べながらブログを作成させていただいております。
ありがとうございました!
最後までお読みいただきありがとうございます。
以上近藤でした。