岡崎市細川町の町内墓地で間知石の舞台付き、8寸角和型墓石のお墓じまいを致しました

こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。

今回もお墓じまいのご紹介です。岡崎市細川町の町内墓地で一つの家の後継者が無くなってしまうという事でした。

間知石の舞台もありとても立派なお墓です。立地条件が悪く1t車で合計4往復する対応となりました。

撤去前

 

撤去後

3tユニック車で現場に向かった場合、墓地から離れた場所に駐車し、そこまで石材を運搬する対応となります。
1t車の場合、比較的近い場所に駐車し作業できるので、1t車で往復する事にしました。
また小さい一輪車でないと運搬できない、狭い通路となっているので、幅を取る石材は現地で石割しました。

 

棹石、上台、中台、四ツ石、巻石をセリ矢、ゲンノウを使用し石割していきました。
お墓は、岡崎産宇寿石で間知石が製作されており立派でとても丁寧なお仕事がされておりました。
撤去作業は、丁寧が故にとても大変でした。セメントが濃く練られており強度もありまた分厚く施工されておりました。

 

当社のハンマーハツリで間知石の繋ぎ目部分を狙い、ハツっていき剥離させていきます。
コンクリートガラだけで今回2.5tの重量もありました。墓石、巻石よりも重さがありました。

 

巻石も撤去し、雑草対策用のセメントも分解できました。これから間知石の裏側のセメントの撤去をしていきます。

 

作業に必死で、細かな写真が撮れませんでしたが、途中の写真を一枚。
間知石の基礎がとてもしっかり施工しておりハンマーハツリ、金テコを駆使し撤去しました。

 

コンクリートガラ、間知石の分解がすべて出来ました。1t車に積みきれないので後日積み込みします。
基礎に多くのコンクリートブロックが使用されておりました。

 

整地前の写真です。石材はすべて撤去し、大まかなコンクリートガラもあと少し。
残りを運搬しトラックに積み込みするのみです。この時終わりが見えてきて一安心していました。

 

整地作業です。土はこのお墓で使用されていた土を使用します。
篩にかけて小石、小さいコンクリートガラを取り除き均していきます。残った土は工場に持ち帰ります。

 

綺麗な更地になりました。最後に使用した通路、周りのお掃除をしてお墓じまい完了です。

撤去後、一度工場に持ち込み、産廃するための準備をします。

彫刻部分は見えなくなるように切削し、種類ごとに分別作業をします。

産廃するための分類としては【加工済石材=墓石,巻石】【原石=間知石】【コンクリートガラ】の3分別にします。

撤去作業も大変ですが、お墓じまいは工場に持って帰った後も大変な作業があります。

規則に基づいて産廃し、これで完全に作業終了となります。

 

今回、若い衆と私の2人での作業でした。大将は工場で墓石製作に追われているため

役割分担しお仕事させていただきました。とても大変でしたが無事作業完了し安心しております。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

以上近藤でした。