西尾市吉良町の共同墓地にて自社製作した間知石で石積みの変更、墓誌、塔婆立追加、棹石の交換、改修工事をさせていただきました
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
今回は西尾市吉良町の共同墓地にてお墓の改修工事を実施したのでご紹介致します。
仕事の内容は、
①区画が広く、また墓石も多くて管理が大変な為、区画縮小、墓石の削減する
②墓誌、塔婆立追加 ③和型墓石棹石の天然傷による亀裂があり棹石の交換
④石積みを間知石に変更する ⑤2基の墓石を綺麗にして再建する
上記の内容で作業致しました。
before
after
間知石の製作です。まずねじれを取ります。定規で挟むことにより両辺を平行にすることができます。
定規でスミを引いて四辺水平になりようにします。
コヤスケでスミに沿ってハツリ、割れ肌コブ出し仕上げにします。
角石は江戸切りという角の加工をします。間知石のラインがハッキリ出て綺麗に見えます。
私が製作した間知石が綺麗に設置完了しました。
21基から2基のみ墓石を残して他は撤去します。階段がいくつかあり手下ろし作業です。
若者2人で何度も往復しヒィヒィ言いながら撤去分を降ろします。
返還する区画は綺麗な更地にします。
作業終了後の写真です。
片麻岩の石積みを撤去し地盤をタコで固めます。その後間知石を積む作業へ移行します。
セメントで基礎を作り、基準となる糸に合わせながら間知石を並べていきます。
間知石の裏側にはしっかりとセメントを流し込み固めていきます。
後日間知石の土台が硬化した後に巻石、四ツ石の設置です。同時に墓石本体のクリーニングを実施しました。
巻石のズレ防止対策でコーナー金具をして巻石の前石には支柱ピンを2本間知石に刺して強度を出しています。
四ツ石や巻石の基礎が硬化した後日、本体とその他パーツの取り付けです。
自社製作した墓誌、塔婆立、花立、香炉鉢を設置してすべて完了となりました。
完成するまでに4日間作業日数がかかりました。
昨年から頂いていたお話で間知石も昨年冬に製作しておりました。
やっと自分で作ったものが現場にて設置完了でき、また綺麗に仕上がって大変嬉しく思います。
今回もかなりハードなお仕事でしたがとても達成感があります。
とっても立派になったのでお施主様も喜んでくれるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
以上近藤でした。