石臼をガーデンシンクにリメイクしました。大府市のお施主様宅にて設置工事も完了です
こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。
昨年の12月中旬、使わなくなった石臼を流し台として使用出来ないか?と
以前ガーデンテーブルを納品させていただいたお施主様から相談を受け石臼をリメイクすることとなりました。
今回は石臼の手直しの工程と、お施主様宅に設置してきたのでそのご紹介させていただきます。
1月28日 設置完了
石臼はお施主様が持参していただいた物を利用し、内面積を増やし配水器具も設置しました。
その加工工程写真を添付致します。
薄刃で切れ込みを入れてら粗くハツります。 厚刃で整えサンダー仕上げにします。
内面は完成しました。配水器具の設置に取り掛かります。
流し台という事なので、腕が洗い物中に石に当たると痛いので、角は丸みを出して柔らかくしております。
配水管、風呂栓をホームセンターで購入し石臼に設置できるように加工しました。
しっかり水が溜めれます。また下部に配管パイプに挿入できるようにステンレス管も設置してあります。
土台に関して、石の穴あけの深さと排水管の設置都合上、石を重ねて土台を製作することとなりました。
当社在庫の灯籠の受けと灯籠製作工程で出た中芯の余りを利用して土台を製作しました。
受け、中芯ともにビシャン仕上げで綺麗に整え丸みを出しました。
今回有るものを有効活用して製作しているのでコスト面ではかなりご協力できていると思います。
設置作業です。事前にお施主様の方で配管工事を済ませていただいております。
ふかふかの土なのでしっかりタコで地盤を固め、砂利を敷いてからセメントを使用します。
事前にガーデンシンクはお施主様の丁度良い高さになるように設計しています。
地盤が下がらないようにしっかり土台石を据えていきます。
配管パイプは専用接着材で継手を使用して伸ばします。
各土台の間にキゼメンを入れて固定します。パイプの要らなくなった部分は切り落とします。
最後に石臼から出ているパイプを配管に差し込みながら土台に乗せます。これもキゼメンで接着させ完了です。
今回利用しなくなった石臼を再利用して流し台を製作致しました。
普段やらないようなことができて大変嬉しく思います。
また今後、土のついた野菜など汚れ落としが外で簡単にできるので活躍してくれるでしょう。
実用的な物になっていいなあと感じました。
処分に困っている石、再利用したい石がございましたら何なりとご相談下さい。
最後までお読みいただきありがとうございます。
以上近藤でした。