愛知県豊田市産『荒目石』で巻石製作、拝石製作し動画もUPしております

こんにちは、石の公園団地近藤石材店の近藤です。

今回は、国産の墓石が欲しいというお施主様の事例のご紹介です。

どうぞよろしくお願いいたします!

お施主様は祖母のテニス仲間で
この度自分の生前墓石を製作したいという事で相談を頂きました。
国産の石は必ず使用したいというご希望があり、小さくても良いという事で
仕様は7寸角2段式の和形墓石で決定いたしました。
岡崎市の中目石で自社製品のご対応させていただく形となりました。

 

巻石は在庫で保管してあった豊田市産荒目石で製作します。
今回巻石の製作工程を中心にご紹介させていただきます。

 

在庫で保管してあった巻石をお施主様の敷地に合うようにカットします。
オフカットでカットしたままだと表面に傷が残っている状態なので、グラインダーに中目の砥石を装着し砥石掛けをします。
傷を無くし滑らかさを出したら、仕上げに小目の砥石でさらに綺麗に整えます。面取りも実施します。

 

 

 

今回階段付き入り口の仕様の巻石です。

階段の製作です。荒目石にスミ引きをします。オフカットで不要な部分は大まかにカットし除去します。

 

 

写真のようになったら、薄刃、厚刃のグラインダーを使用しアウトラインを作ります。

砥石を付けたグラインダーで滑らかさを出して完成です。

 

階段の板石も砥石で研磨し角の丸みは、階段の丸みに合わせます。
写真のように綺麗に嵌れば完成です。

 

 

拝石の製作です。
カットした板石にエアービシャンを掛けます。
縁に0.5寸のスペースを開けて全体をビシャン仕上げにします。

 

エアービシャンの動画をYouTubeにてUPしているので参考までに拝見してください。

 

5分開けた状態でビシャンをかけ終わったら、縁取り加工をします。
1分ほど一段下げて砥石で研磨し完成します。

 

ビシャンと研磨加工のコントラストでとても綺麗に見えます。

 

最後に巻石の角コーナーにコーナー金具用のアンカーボルトを打ち込んで完成です。
事前に装着しておけば、墓石の設置時にコーナー金具を素早く装着することができます。

 

 

すべての作業に真心こめております。

慎重に作業しないと石の角は直ぐ欠けてしまいます。

 

お施主様の墓石も製作中です。またご紹介させていただきます。

 

以上近藤でした。