岡山県産 北木石の五輪塔をビシャン仕上げにリメイクしました。
こんにちは、近藤石材店の近藤です。 桜は散ってしまい寂しいですね。
4月4日に卒業生の送別会、兼新入生の歓迎会をコロナ対策をしっかりして実施もしました。
岡崎の桜祭りも規模は小さかったですが、今年は堪能させていただきました。嬉しかったです。
またそして私事ですが、大学2年生からずっと名古屋市に住んでおりました。
が、16日にとうとう岡崎に戻ってまいりました。
たくさん名古屋市にはお世話になりました。 思い出いっぱいです。ありがとうございます。
これからは岡崎の為により一層尽力いたします!
さて今回は弊社内で加工(リメイク)した製品をご紹介致します。
経緯は展示品で置いてあった岡山県産北木石の五輪塔が錆で茶色く変色し目立ってしまったので表面加工を変更させました。
石は鉄分を含んでいるので長年空気に触れていると酸化し錆が出てきます。
今回の五輪塔も本磨きでツルツルになっていましたが一部変色してきたためビシャンで目立ちにくくさせました。
ビシャン仕上げの五輪塔も珍しいですし、若干、花立、板石、水鉢といった小物もデザインが変わっているのでいいと思います。
まず初めに完成写真をお見せします。表面はビシャン仕上げ、彫刻する部分は水磨きで艶を出しております。
ビシャンと水磨きのコントラストが綺麗に見えます。
花立をビシャン加工している写真です。エアービシャンをかけております。角はコンプレッサーで仕上げます。
水磨きはポリッシャーの500番で磨いております。
表面加工に変化をつけると石材も見え方が変わってくるので面白いところです。
水鉢です。左はサンダー仕上げ、右はポリッシャーで仕上げ終わった写真です。色が濃くなります。
側面はビシャン仕上げになっております。
各パーツごとのアップ写真を撮りました。ビシャン仕上げの角も欠けないように慎重に作業します。
文字彫刻部分は額縁加工をしております。真ん中を膨らませ立体感が出るようにしております。
ビシャン加工と天面、正面水磨きのコントラストがハッキリわかりますね。花立正面は一段下げてビシャンをかけております。
笠は棟がしっかりと見えてシャープに仕上がっております。
造花ですが、飾りがあると大変映えます。
いかがだったでしょうか。
墓石は本磨きでツヤツヤしたものが大半を占めております。
しかし決して艶出ししなければいけない訳では無いです。少し周りと変わった感じにしたいなーと思った方は
ぜひ近藤石材店までお問い合わせください。
石のプロとしてアドバイスさせていただきます。
以上近藤でした。