~1.2尺の岬灯籠 岡崎産宇寿石で製作致しました~ Made in Japan!

名古屋市・岡崎市周辺にてお墓・石材のお仕事をさせていただいております、株式会社近藤石材店の近藤です。

今回岡崎の石で灯籠製作致しました。

岬灯籠1.2尺の製作です。 弊社は灯籠を製作する数少ない会社です。

手作りで Made in Japanです! 製作工程をざっくりとご紹介致します。

 

      

 

火袋は8角形カットした材料を円柱にハツリます。その後縦の真ん中を基準に和太鼓型にします。

火口の枠をコンプレッサーで空け、芯抜きをします。弊社は昔ながらの鉄砂の穴掘り機を使用します。

芯抜き後、火口を貫通させ四角型で綺麗に仕上げます。

また左右に月と太陽をイメージした刻印をコンプレッサーで刻んでいきます。

   

 

岬の受けは普段であれば8角形の材料を使用しますが、今回は丸型の材料があったので使用しました。

ビシャンとノミでハツリ、スキルソーを使用し下部の受けをざっくりと作り、ノミで丸型に仕上げます。

 

  

  

 

笠は8角形の材料を丸型にアウトラインを製作し角の部分を残しながらノミでハツっていきます。

ひたすらノミでハツっていく地道な作業です。 角は薄刃とコンプレッサーを使用しまとめていきます。

  

 

玉は火袋の芯材を使用いたします。

ノミでアウトラインを出し、スキルソーを使用しくびれ部分も作りノミで仕上げていきます。

    

 

以上岬灯籠のざっくりとした工程です。灯籠は細かな作業で日数も掛かります。

しっかりとした技術がないと作れません。

最近は日本庭園が少なってきてます。また庭に灯籠を置こうという家庭も少ないです。

ですが灯籠を製作する技術は日本文化、財産として後世に残していく必要があります。

弊社は石材という財源を大切に色々な物を作れるように努力致します。

 

 

次回また灯籠を製作したいと思います。